診療内容

名西どうぶつ病院では、一般診療として皮膚科、循環器科、消化器科、血液内科、耳鼻科、腎泌尿器科、腫瘍科、眼科、外科、予防、ペットホテルなどを行っております。
また、医食同源いう言葉もあるように、食事を重要視しています。それぞれの年齢、基礎疾患に応じての栄養学的アドバイスを行っています。

主な疾患

当院が力を入れている心臓病、腎臓病、関節炎などの慢性疾患をご紹介いたします。いずれの病気も進行性の病気のため、完治することが難しい病気ですが、早期に病気を発見し、適切な治療を始めることで病気の進行を遅らせ、動物たちの日々の生活の質を上げることができます。

心臓病

慢性心臓病では、犬の場合は心臓の中の弁膜部に関わる心臓病が多くみられ、猫の場合は心臓の筋肉に関わる心臓病が多く認められます。
心臓は血液を全身に送っています。心臓の病気が起こると血液の流れに乱れが生じますが、血管やその他の臓器がその異常をカバーするため、初期の段階では症状が出にくく、症状が認められるようになる頃には病気が進行してしまっています。
早期発見・早期治療によって心臓への負担を軽減し、病気の進行を遅らせることが大切です。
こんな症状には要注意です。
  • よく寝るようになった
  • 呼吸が荒い、苦しそう
  • 咳がでる
  • 呼吸が荒い、苦しそう
  • 疲れやすい、ふらつく

腎臓病

腎臓は体の血液をろ過して体内に不必要な老廃物を水と一緒に尿として体の外に捨てて、体内に毒素がたまらないようにしています。
腎臓の機能が低下するとろ過がうまくいかなくなり、体内の不必要な老廃物を捨てることができなくなってきて、体内の水ばかりが捨てられてしまいます。
体内の水が捨てられてしまい脱水が起こり、老廃物は捨てられずに体内に残るため毒素が体中を巡ることになります。
初期の段階では症状が出にくい病気の一つで、病気の発見が遅れがちです。一度壊れてしまった腎蔵の機能は基本的には回復することができません。
早期発見し、腎臓を保護する治療法により病気の進行を遅らせることが大切です。
こんな症状には要注意です。
  • 水をよく飲む
  • 寝てばかりいて元気がない
  • おしっこの量や回数が増えた
  • 吐くことが多い
  • 食欲が減って、痩せてきた
  • 毛づやが悪くなった

関節炎

関節炎は1つまたは、複数の関節におこり、関節面を保護する軟骨が破壊され慢性の痛みを伴う病気です。比較的高齢の犬、猫に見られるので、症状から「年のせい」と勘違いされることが多いです。
関節炎の進行状況や年齢、基礎疾患によって治療法は異なります。有効な治療法により痛みを和らげ、関節炎の進行を遅らせることが大切です。
こんな症状には要注意です。
  • 脚を引きずる
  • 階段の上り下りを嫌がる
  • 起き上がり方がぎこちない
  • なんとなく元気がない
  • 歩くのを嫌がる、遅くなった